スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

<ロボットアニメ>作品続々 復興の兆し

ロボットアニメも「ダンボール戦機」シリーズなど人が乗らない“ホビーロボット系”は好不調の波はあっても安定した人気を保っている。ただ、ここで注目すべきは、人が乗る“巨大ロボットもの”だ。ロボットアニメは「回顧を超えて『時代劇』と同等の域に達した」というのが考えうる理由の一つだ。時代劇は昔から親しまれている人気ジャンルで、波はあるものの今なお放送され続けている。江戸時代以前を舞台とし、着物をまとい刀を差しまげを結う−−という「お約束」は流行、時代を超えた一種の様式美であり、視聴者に安心感を与える。

 一方、時代劇は、その枠の中で時代考証をリニューアルし、ドラマをその時々に合わせた味付けにしていく。そうした「お約束の中の成熟」は、ロボットアニメにも見られるものだ。1990年代半ばに、「新世紀エヴァンゲリオン」が内省的な主人公や謎に包まれた世界観によって「巨大ロボと秘密基地」の定式をよみがえらせたような新たな試みが、今のアニメでも再び動き始めている。「革命機ヴァルヴレイヴ」は、人気編集者を制作スタッフに加えて、「エヴァ」に代表される「セカイ系」の流れを取り込んだ作りになっており、「翠星のガルガンティア」は、ファースト・コンタクトの古典的SFを持ち込んで再構成し人気を集めた。

 そして“人が乗る”巨大ロボットアニメは、海外で受けるコンテンツとしても有望だ。海外では、ヒーローもロボットも等身大のものがほとんどで、だからこそ「ゴルドラック」(UFOロボ グレンダイザー)や、「超時空要塞マクロス」など複数の作品を再構成した「ロボテック」も欧米で大ヒットした。

 ◇制約が力を引き出す

 ジャンルの成熟や経済的な期待以上に、巨大ロボットアニメは「新地平を切り開く創作の場」として大きなポテンシャルを秘めている。そもそも巨大ロボットそのものが、言ってみれば「世界に風穴を開ける」存在だ。戦場では身長の高さが不利になる(射撃のいい的だ)し、二足歩行ロボットは、現実の常識では非合理も甚だしい。

 だから、アニメの中の“現実”の方を変えることになる。超古代の遺跡から発掘される、未知のエネルギー源が発見される……などの独自の世界が構築され、ドラマも広がる。巨大ロボットという制約が、スタッフの力を引き出すのだ。

ただ、莫大(ばくだい)な作画カロリーを必要とするロボットアニメには、それを支える人材と環境の整備がなくてはならない。
近年は3DCGを得意とする制作スタジオの成長がめざましく、テレビシリーズで巨大ロボット戦を描くハードルも下がってきている。
一方でそんな3Dの波に対抗するように、あえて手描きにこだわる動きも活発だ。過去を知らない若手スタッフへの世代交代や切磋琢磨(せっさたくま)が
進むロボットアニメのルネサンスの兆しは、ますます加速していくのではないだろうか。(多根清史/アニメ批評家)
http://news.nicovideo.jp/watch/nw1071783?news_ref=w_hrank_gam

キャプチャr1
キャプチャr2
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。