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ジャンプ読者騒然! 噂の“磯部磯兵衛”って誰だ!?


1 :オムコシφ ★:2014/03/18(火) 01:41:01.47 ID:???

『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』(仲間りょう/集英社)

 「処す? 処す?」。昨年末、ネットをかけめぐり、多くの人々に衝撃を与えた言葉である。
いったいぜんたい、なにを意味しているのか…ちょんまげ頭を傾けて、疑問に思っている方も少なくないだろう。

 じつはこれ、『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載中の『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』(仲間りょう)の作中で使われた言葉なのである。
この作品、『週刊少年ジャンプ』連載作品の中で、今もっとも注目を集めているといっても過言ではないだろう。
そう、発行部数が途方もない数に達している『ONE PIECE』(尾田栄一郎)でもなく、
終わりが見えているのに終わる気配がない『NARUTO -ナルト-』(岸本斉史)や『BLEACH』(久保帯人)でもなく、
腐女子が飛びついている『黒子のバスケ』(藤巻忠俊)でもない。
この、タイトルだけではなにがなんだかわからないマンガがもっとも注目されているのだ。
現に、『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』を読むや中毒になる人が続出。
「なんというか斜め上のアホらしさが良い」「正直、ジャンプで一番好き」
「思ったよりおもしろかったマンガ。これが今言えるすべて」といった発言がネットではあふれているのだ。

 そんな『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』だが、2月に、待望の第1巻が発売された。
ここで、この話題作を知らない不届者のために、『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』を解説しよう。
「だれでも・すぐに・パッと・わかる」がコンセプトである。

 浮世絵シュールギャグマンガ。以上だ。これ以上、なにを説明しろというのか。
四の五の言わずに、さっさと読め! と言いたいところだが、そうもいっていられない空気をヒシヒシと感じているので、
細かく説明しよう。

http://brnavi.com/news/187286/
※続き




そもそも、この話題作のはじまりには『ONE PIECE』がからんでいる。
というのも、昨年、『ONE PIECE』の突然の休載が発表され、
その代原(代理原稿)として『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』の読み切り版が『週刊少年ジャンプ』に掲載されたという経緯があるからだ。
その浮世絵風の絵柄、シュールすぎるギャグ、主人公が春画(=エロ本)を見るために奮闘する様などは、
多くのジャンプっ子に衝撃を与えるとともに「ジャンプ編集部がいかれた…」という感想を抱かせた。
そんな反響の多さに気を良くしたのか、編集部の頭のネジが本当にゆるんでしまったのか、
『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』は満を持して連載となったのである。連載開始と同時にFLASHアニメ化が発表されるなど、
読者を少しひかせるくらいのプッシュっぷりを披露したものの、徐々に反響が大きくなり、
今や『週刊少年ジャンプ』の話題作という地位を得るまでになった。
さて、そんな『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』、浮世絵風な絵柄とあわせて時代設定は江戸時代っぽく、
立派な武士を目指し、日々精進する青年、磯部磯兵衛が主人公だ。
彼の立身出世絵巻が綴られる…ということはまったくなく、磯兵衛の呑気でグダグダな日常がつらつらと描かれる。
「日々精進」というのもあくまで自称であるので、注意が必要だ。

 そんな磯兵衛の日常を少し覗いてみよう。
ある日、自分の将来について考えることにした磯兵衛は、さっそく紙と墨を用意し、自分の思い描く将来像を書き出しはじめる。
「とりあえず今年中に大剣豪になっているとして…」
最初からすでに夢物語である。この時点で磯兵衛の人間性がはっきりとわかるのだが、話を先に進めよう。
「来年あたりに流派確立」「再来年には医学、蘭学、天文学などを修める」という妄想の域に達しているとしかいえない将来像を本気で描いていく。
ああ、なんだろうこの感じ…まるで自分の過去を見ているような、切ない感じ…しかも、それらを達成する方法として掲げたのが「努力する」ということだけ。
また、磯兵衛の好いている団子屋の看板娘と結婚するという未来も紙に書き、結婚するためには磯兵衛自身だけでなく、
看板娘も平等に努力する必要があると考えつつ「お前もがんばれ」とのたまう。
いや、お前ががんばれよ! という言葉は胸にそっとしまっておくとしよう。
余談ではあるが、看板娘は磯兵衛のことをとくになんとも思っていない。あくまで一方通行の恋である。
すべて書き終わった磯兵衛は、念のため間違いがないか一からチェックをはじめる。変なところで真面目であるが、すべての項目をチェックした後、こんな言葉を呟くのだ。
「全部努力するだけでいいでござるか…? なんだ…簡単じゃん… 拙者の将来明るいな…」どうしようもない、本当にどうしようもない人間だ。
ああもう、まるで自分を見ているようだ…。無性に殴りたくなる。自分を。

 とまあ、そんなどうしようもない人間である磯兵衛のグダグダライフは、
「どうしようもねえ」と思いつつも笑いながら見てしまい、なんだったら、人によっては共感することは必至。
話題になるのもうなずける話だろう。
お願いだから今はうなずいてほしい。

 ちなみに、『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』は名フレーズが多いのも特徴だ。
冒頭でも紹介した「処す? 処す?」は、作品の舞台となる国の将軍とその弟が町に視察に出た際に、
自分たちに敬意をはらわないどころか、興味すらも抱かない磯兵衛に対し使った言葉である。
「あいつ…頭(ず)高くない?」「どうする兄ちゃん 処す? 処す?」が正しいフレーズで、これは、
『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』に時代劇的なイメージをもっていた読者の頭にでかい風穴を開け、
その独特かつぶっ飛んだ世界観を知らしめる役割を果たしてくれた。
ほかにも、「怖スイッチ」「キテルキテルエレキテル!!」といった、一度見たら忘れられない名フレーズが頻繁に登場するので、それを探しながら見るのも楽しみ方のひとつだろう。

 さあ、もう解説は十分だろう。百聞は一見にしかず。
今からでも遅くはないので、すぐに話題作『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』をゲットしてほしい。
読んだうえで、もし磯兵衛の姿を自分に重ねてしまったのなら、とりあえず変わるように「努力する」ということにして、2次元の世界へ逃げ込んでしまおう。

文=オンダヒロ
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